コレクションを少し減らそうと思い、出品いたしました。どなたかの生活の彩りになれば嬉しく思います。 こちらは中国の元時代（1271-1368年）に景徳鎮窯で焼成されたと思われる辰砂紅釉の獣耳壺となります。 サイズは30cm超と大きく、元代の気風を感じさせるものです。 デザインは青銅器を模した獣耳壺で、釉は辰砂紅釉として光沢も伴うとても美しい仕上がりとなっています。口部の釉剥がれから胎土の純白であることが分かり、一方で鉄分が多い為か高台裏は茶に焼き上がり、高台も太く元の典型を示します。元代には釉裏紅が焼かれており辰砂はあまり聞かないものですが、本品を総合的に見ると元代、下っても明初のものと思われます。 コンディションとしましては、口部に小さな欠け、高台にひびがございますが、それ以外はとても良好です。 元の気風を感じられる辰砂紅釉は貴重で、単色釉や元代のものに関心のある方のよいコレクションになると思います。 サイズは、h31.2*x14.0*y12.0-1.46kg-1個 です。 ※ 美術品の時代や作家、素材はこちらで100%保証できるものではありませんので、写真と実物にて最終的にご判断をしていただけますと幸いです ※ コレクションを整理するにあたり、古物商の免許も取得いたしております