ほぼ未使用に近い、極めて美品の居合刀です。 ネット販売の大手、東山堂の自社工房でオーダー製作されたもので、依頼主の並々ならぬこだわりが判る逸品だと思います。 【刀身について】 元幅33ミリ、元重ね8ミリの、巾広厚口の刀身。 特に切先の画像を見て下さい、普通の居合刀の倍近い大きさで６cm弱もあります。 参考として元幅30ミリの普通の居合刀と並べてあります、よく比較してみて下さい。 刃文は直刃で、最高級の砂型鋳造刀身なのでバランスが良く振り易い。 しかも樋が「掻き流し」に彫られており、見た目も使用感も真剣と遜色なく仕上げたいという意図が強く感じられます。 【拵え／外装について】 銀の３点金具(縁、頭、コジリ）を装着している時点で、どんなに安く見積もっても新品総額が６万を越えていることは、居合刀に詳しい人ならお判りになるハズ。 鍔は7x6.5センチでひと回り小さめの鉄製無地で、錆防止にメッキをかけて銀燻し風に仕上げたもので、これも居合用の真剣でよく見られる処置で、別料金が掛かるオプションのハズです。 磁石をくっつけて鉄製であることは確認済み(画像） 下緒は正絹黒(新品6000円程度）が付けられています、これもほぼ使用感なし。 ハバキと切羽は真鍮ですが同じくメッキを掛けた銀燻し仕上げです。 柄は黒鮫に木綿黒の片手巻き、目貫は黒と金の色上げしたナマズ図、サイズが小さいので全く邪魔に感じません。 目貫位置は通常、柄の太さは通常よりほんのり細め。 鯉口も全く磨り減っていません(画像） 【その他詳細】 長さ：2尺4寸5分(刃長74cm） 重さ：鞘を払って980g 鞘塗り：黒呂 付属品：人絹二重刀袋(紫）、鯉口緩防材 【最後に】 鞘払い約１kgだと重いイメージですが、非常にバランスがよく、振り易いです。 成人男性(並）程度の体力があれば、難なく扱えるでしょう。居合経験者なら尚更です。 画像に並んで写っている乱れ刃の居合刀は、比較の為のサンプルで出品物ではありませんので、お間違いのなきようお願い致します。 何か訊きたい事がありましたら、お気軽にコメントをどうぞ。 常識外れな値下げ交渉には反応しませんので予めご了承ください。