藍を感じる濃いグレー地に、輝きのある紫やエメラルドグリーン　ブルーの糸で抽象柄を織り出した　正絹　六通　袋帯。 　大変豪奢な柄ゆきの帯で、金糸をはじめ光を反射させる糸をふんだんに使用した作品です。　王冠や尾羽　あるいは葉や真珠をモチーフとしたかのような柄は個性的で、金や銀を多用し流れるような曲線を用いたデザインはミュシャやクリムトを彷彿とさせ　その存在感は圧倒的なものがあります。 　中無地と裏地は同一柄で、画像5枚目上部が中無地部分　下部が裏地になります。　流通している袋帯は表地と裏地は別物が多いのですが、こちらは表地と裏地双方同等素材でバランスもよく　手抜かりがありません。 　手触りはその外観に反してふんわりと軽いのですが、裏地も表同様の品質を使用していることもあって　重さでいえばさほど軽い袋帯とは言えません。　内側に空気をはらんだ織　と表現した方が近いかと思います。　優れて良い作品に共通する質感と品がこちらの帯にはあります。 　色合いですが当方モニターからですと画像1枚目が一番近いカラーで、【日本の伝統色　和色大辞典】と照らし合わせて見ますと、【檳榔子染】【金色】【桑の実色】【瑠璃紺】【青緑】等々で　かなり複雑な色合いとなっております。 　 　未使用のお品です。 《寸法》 ・全長：約450cm ・幅：約31cm 　恐れ入りますが、当方プロフィールご一読の上　ご検討くださいませ。