EMS Loriman Pipe by Early Music Shop by Early Music Shop 定価£295.00+海外輸入手数料 イメージはおよそ四万〜四万五千程度? ルネサンス楽器(クルムホルン系のダブルリードの管楽器です)、EMSのロリマンパイプです。 古楽ショップEMSで設計および製造されたルネッサンスアルト音域のウィンドキャップ楽器で、ローズウッド製。F調。※何Hzかはリードの設定、吹奏やフィンガリングなどで合わせるところもあり、割愛します。 ストレートボア。クルムホルンに非常に似た音域、音色で、フォークミュージックと古楽の両方に役立つ楽器です。EMS製のプラスチック製のダブルリードを使用しています。 とここまでがEMSの解説です。 数年前に買い求めました。ボアオイル塗布など管体のメンテナンスはしていますが、歌口に製造当時からの欠けあり、指穴の仕上げの造作もそれなりです。プラスチックリードは元々かなり独特で色むら目立ちますが使用に差し支えありません。プラはプラなりの音とお感じの場合、気になる方はリード自作やクルムホルンリードなど転用も可能かもしれませんが、このあたりは詳しくなく、お答えしかねます。 リードの音はかなり出しやすいので、古楽器のリードの厚みに頭の血管が切れそうになることもなく(たまにラオシュプファイフェなどがストロングなリードだったりしますが)このリード、見た目の割に音は出しやすいのに驚きました。音色もクルムホルン系です。演奏動画なり検索でご覧いただけます。 リードの糸巻きは個人の趣味にもよるので当初の状態に戻しています。このままでも深く差し込めば演奏可能ですが、楽器用の糸などを巻き直すことをオススメします。 本体キャップ部の糸巻きは問題ありません。 フィンガリングはほぼクルムホルン、リコーダー的な簡易なもの。音域もクルムホルン程度。 オーバーブローで多少音域を広げたり、木製リード換装したらオーボエのようにキャップなしでリード直にくわえて演奏すれば広がる可能性もありますが、古楽器なのでクルムホルンのスコアや、古典のスコアの編曲が無難。 ローズウッド材が美麗です。 古楽器は敷居が高いけれども気になる方、初学者にもオススメです。 本体長さおよそ61.5cm