1972年製 安間 YASUMA CUSTOM No.380 トップ単板❗️ 70年代、幻のオールハンドメイドギター 知る人ぞ知る名器 YASUMA "new ance” CUSTOM 市場にめったに出回らないYASUMAのトップ単板ギター「幻の逸品」と言われる所以は70年代当時、海外輸出が80%国内販売が20%だった為です。また、東海楽器のキャッツアイシリーズの上級機種をOEMで作っていた事でマニアには有名です 。それだけでなく、Martin社の依頼でギターをOEM生産してます 日本にもギターメーカーは多いですが正式にMartin社のOEM製造やっていたのは安間楽器だけです。 そんな激レアな1本を私のコレクションの中から泣く泣く出品致します。 70年代国産アコースティックの良い個体の音は、じゅうぶんな鳴り感がある上に弾力性に富んだトーンでピッキングに細やかな反応が返って来て、更にヌケ感が非常に強いので、現在のMartinが総じて持っている「どこか鈍重なニュアンス」よりもギター弾きとして魅力を感じてしまうのだと思います。 妙な表現になりますが、「正しい感覚」だと個人的には思いますし、そう感じるのは私だけではないと思います。本当に生鳴りが大きくフィンガーピッキングのアルペジオにも繊細に反応します。一度抱えたらずっと弾いていたいギターです。 また、このギターの特筆すべき点は内部にあります。 接着はニカワが使われ、更に驚くべき事にこの時代にしてセミフォワードシフテッドXブレーシンングが採用されています。通常のXブレーシングよりサウンドホール寄りに約1cmシフトしています。1967年に渡米し本場のギター造りを学んだ安間公彦ならではの先駆的造りが垣間見えます。 ネックは購入時から素晴らしく真っ直ぐな状態を保っており、反り/捻れ/波打ち等ございません。 フレットは8割残っておりビビりはございません。 サドル、ブリッジピンはオリジナル。ナットはTUSQです。 ブリッジやブレーシングの浮き剥がれもございません。 ペグも激レア品でYFGと刻印があり滅多にお目にかかれない代物です。もちろん正常に機能しておりトルクも丁度良くチューニングの安定感も素晴らしいです。サドルも購入時のままで十分な高さの余裕がございますので削って弦高を下げる事も可能です。 コメント欄につづく