本物だけが持つ、極上の風合い… 滅多にお目に掛かることのない【爪掻き本綴れ】の絽の袋帯を入荷致しました。 こちらの帯をお譲り頂きましたお客様から『河村織物』作品との話を伺っているのですが、証紙等が付属されていなかった為、今回は特別にお安いお値付けをさせて頂きました。 匠の技を持つ西陣の職人さんの手仕事によって美しくも細やかな織りの成された、正に《夏帯の特撰品》です。 現在では生産数もとても少なくなった爪掻き本綴れですが、その中でも特に希少な、夏にお締め頂く《爪掻き絽綴れ》 さらに滅多にお目に掛かる事のない、絽綴れの中でも貴重な袋帯をご紹介させて頂きます。 一本一本を完全な手仕事で織り上げ、柄の部分は常に長く伸ばした爪にヤスリをあて、のこぎりの歯のように刻んでおき、下絵の通りの緯糸を何色も用い、模様の色糸を一本ずつ越し、その都度指先で緯糸を掻き寄せます。 機械によって自動的にその列に入る経糸を引き上げるのではなく、一本一本の絹糸を一色ずつ下絵を見ながら手作業にて織り込んでいく、本当に気の遠くなるような手作業によってなせる匠の技の集大成です。 熟練した職人さんだけしか織り得ない、しっかりとした張りを感じつつも、ふわり柔らかなお締め心地。 他の帯では感じることのできない、上品に艶めく夏のフォーマルを演出してくれます。 お柄の随所には涼やかさと華やぎとを感じさせられる、エレガンスを湛えた上品なデザイン。 柔らかなお色目に加え、高貴な輝きを放つ金・銀糸によって高級感を添えて… 明るい日差しに溶け込む上品な煌めきが、夏らしい涼やかな装いを叶えてくれます。 留袖や訪問着等のフォーマルなお着物にはもちろん、附下や色無地・小紋をランクアップしてお召しになりたい際にも最適。 爪掻き本綴れは最も高い格となりますので、フォーマルからセミフォーマルなお席に自信を持ってお締め頂けます。 最高の技術と惜しみない手間暇の掛けられた【本絽綴れ】ならではの、ふわり軽やかな極上の風合い。 エレガンスに溢れる意匠はどのようなお席にもしっくりと馴染み、また誰からも好感度の高い、夏の装いにお勧めの逸品です。 　　　　　　　　　　　～鎌倉ふわり～ 【寸法】 長さ　４４３ｃｍ　　　幅　３１ｃｍ 　【素材・状態】 正絹 数回程お締めになられたのみの、きれいなお品です。