スマートに携え優雅に使いこなす、薄くコンパクトな二折財布。 ベーシックさゆえに奥ゆかしく、薄さゆえにエレガント。紳士の洗練された立居振舞いを形にしたような札入れだ。携帯性に優れるコンパクトな形を、ポケットから出し入れしやすい薄仕立てに。薄さとの調和を意識して機能と収納力も絞り、スマートで優雅な所作を目指した。メイン素材には透明感のあるコードバン、内装には繊細なシワ模様を刻む手揉み革を採用。取り出すときも使うときも、優雅な印象になるよう計算されている。控えめであることを旨としつつ、品格と存在感をさり気なく漂わせるこの札入れは、礼節をわきまえる紳士のための上級アイテムだ。 透明感溢れる「水染めコードバン」をメインに、 優雅な水シボ模様の「手揉みキップ」を内装に採用。 コードバンは、“革のダイアモンド”などと称される高級革。農耕馬の臀部(尻)から採れる原皮を植物タンニンで長期間じっくり鞣した後、その革を表裏から削りこんで極めて緻密な層のみを残し、裏面(肉側の面)を磨き上げたものだ。革質はしなやかで、かつ、肌目がとても細かいため、たいへん美しく高級感溢れる革になる。 中でも土屋鞄が採用している「水染めコードバン」は、透明感のある水性染料で長い時間と多くの労力をかけて染め上げ、ワックス仕上げで穏やかな艶感を加えたもの。自然な表情と素材感が楽しめ、使い込むほど艶を重ねて味わいを増す。染め革ならではの深い風合の熟成は、革好きの垂涎の的だ。 内装に採用されている「手揉みキップ」は、オランダ産の肌目の細かいキップ(生後半年～2年未満の若い牛の原皮)を丹念にクローム鞣し、しなやかな中にもコシをしっかりと残した革がベース。これを熟練の職人が特別な道具を使って一枚一枚折りしごき、表面に繊細で優雅な水シボ模様(並行に走る微細なスジ模様)を刻み込んだ。また染料を4～5回吹き重ねているので、深く透明感のある色味も魅力。静謐な湖面に立つさざ波のような水シボ模様は、紳士に相応しいエレガンスを漂わせる。 カラー&サイズ サイズ外寸=縦9.0×横11.1×最大マチ2.5㎝ 重さ約70g 素材本体=コードバン(馬革) 内装=手揉みキップ(牛革) 機能札入れ×2 カードポケット×6、 フリーポケット×2 定価　51700円